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真言宗豊山派 徳星寺
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心のゆとり

平成21年8月1日

最近の私は、あっという間に時が過ぎ時間に追われている気がする四月に娘が小学校へ入学したと思ったら、もう夏休みになってしまった。しかも長いと思っていた夏休みも後半に入ってしまっている物忘れも恐ろしいほど多く、心に余裕がないからなのかな…と思う。

そんな中、『聖(セイント)☆おにいさん 中村光 著 講談社』いうおもしろい漫画を見つけた。目覚めた人ブッダ、神の子イエス世紀末を無事に越えた二人は、東京・立川でアパートをシェアし、下界でバカンスを過ごしていた。近所のおばあちゃんのように、細か いお金を気にするブッダ。衝動買いが多いイエス。そんな“最聖” コンビの立川デイズ。という内容で、ゆるゆるコメディーだから、 疲れた心にはぴったりで、ほっと出来るものになっている。違う宗教の祖である二人が、互いの宗教を認め一つの世界で仲良く暮らしている姿が実におもしろい。作者はコメディーだから専門書的にしたくないとインタビュー記事に書いてあったが、この世界観はまさに真言宗の考え方と同じだからまたまたおもしろい。真言宗は、いのちが生まれるところ大宇宙を大日如来と称し、その中に沢山の仏様や神様、命あるすべてのもの、もちろん私たちもいるという考えである。だから、違う宗教、違う人種だからといって喧嘩はしないし、認めないわけでもない。見た目は違っても、中身は一緒。だってもともとは、ひとつなのだから。私たちはどうしてもせかせかと時間に追われ、心を見失われがちだが、もう一度、目を閉じて、この大日如来というおおきなゆりかごにいると言う事を感じ、心を落 ち着かせゆったりと過ごしていきたいものだ。

 

祐 海 合 掌

 

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