きらきら輝く
平成12年1月1日
最近、週2~3回、私は小学3年から6年生の女の子にバスケットボールのコーチをしている。自分は中学から大学までバスケットをしていてバスケットが好きだし、子供も好きだから好きなものが二つ同 時に出来るなんてと軽い気持ちで始めてみた。でも、やってみたら難しいことが分かった。何が難しいかと言うと、言葉で説明してもなか なか理解してもらえないところ。何事、ものを教えるというのは、奥 が深くて大変なんだと思った。でも、子どもたちのあのきらきらとした目で見つめられると、がんばろうって気になる。
ここで私が気を遣ってることがある。スポーツって上手い下手とい う能力の差が明確に出てしまうとても厳しいもの。でも、上手いからと言ってその子だけをのばすのではなく、下手だからと言って切り捨 ててしまうような教え方はしたくない。厳しい中でも自分の役割というものをそれぞれが見つけだして欲しいと思っている。自分の得意とするものを見つけて生かして欲しい。プレーだけではなく、チームの 仲間を大切に出来るように、お互いをけ落とすのではなく、認め合っ て、助け合いながら、上手くなっていって欲しいと思う。それぞれの きらきら輝くものをどんどんのばしていって欲しいと思う。
私は子供たちのきらきら輝く目を見ながら、いつもそう思うのであ る。いつになっても、まぶしさって失ってはいけないのだと。
祐 海 合 掌